おせち

壱の重エントリー一覧

おせち料理【壱の重】
おせち料理は重箱に入れて出すのが基本的な形です。その中でも重箱の一番上の箱を「壱の重」と呼んでいます。基本的には祝い肴を詰めるものとされています。別に「口取り」とも呼ばれています。分かりやすく言うと、居酒屋等に行くと最初にお通しが出てきますが、それと同じ様な感覚と言えば分かりやすいでしょう。中身には「黒豆」「田作り」「紅白蒲鉾」「伊達巻」「栗きんとん」「数の子」「たたき牛蒡」「昆布巻」等が一番最初に箸を付けやすい料理が主に詰めれられています。「黒豆」には健康長寿の思いが込められています。今では意...
最近のおせち事情
若い世代を中心にして、最近ではおせち料理をお正月に作らないと言う人が増えてきているそうです。とは言う物の、お正月に食べる料理では鍋やお寿司を並べている横に、数の子を置いたり黒豆を置いたりして、おせち料理を意識した様な料理を出している事が多いのが最近のおせち事情ではないでしょうか。本来のおせち料理の様に重箱に詰められたおせち料理を食べる事が無くなっても、おせち料理のメニュー自体を口にしなければお正月は始まらないと思っている感覚は今でも日本人の心の中に根付いている様な感じがします。また、最近販売され...
おせちには決まった形は無いのです
おせち料理と言うとどんな物を思い浮べるでしょうか。3段位の重箱にぎっしり詰まったお料理、伊達巻に黒豆に昆布巻と言う様な定番的な料理と言うものではないでしょうか。そのイメージが強すぎる為か、おせち料理はこうじゃなくてはならないと言う様に思い込んではいませんか。実は決まった形が有る様に思うおせちには決まった形は無いのです。実はおせち料理と言うのはユーモア溢れる、庶民文化から出てきた料理なのです。例えばおせちの定番的な料理である「黒豆」、意味合いは「健康に過ごせます様に」と言う事ですが、「まめに過ごせ...
おせち料理は長持ちするのでしょうか
比較的おせち料理は日持ちがするので保存性に優れていると言われていますが、それは本当でしょうか。これはあくまでも昔言われていた事ですので、今では残ったおせち料理は冷蔵庫に入れて保存する事をお勧めします。または直射日光が当たらない寒い場所で保存しておくのもいいでしょう。しかし、おせち料理で作られている料理には酢を使ってある物や火を通してある物が多く、比較的に痛みにくく日持ちがしやすい物が多いです。また、おせちの飾りや仕切りで使われている笹の葉、松、シソ等には殺菌効果がある為に料理を日持ちさせやすい効...
1人暮らしでもおせち料理を楽しめる
最近のおせちの販売状況を見てみると、1人暮らし用に販売されているミニサイズのおせち料理もあるみたいなのですが、工夫次第ではちょっとしたおせち料理であれば自分で作る事も可能なのです。おせち料理と言うと重箱に詰めて色々な料理を作らなければならないと言うイメージが有ると思いますが、実はそんな事も無いのです。重箱に料理を詰めて何段にもなっているのは意味が有って「めでたい事を重ねる」と言う意味があるので、出来れば重箱に詰めた方が縁起を担ぐ意味では良いと思うのですが、通常使っているお弁当箱におせち料理を詰め...
おせち料理【弐の重】
おせち料理は重箱に詰めて作るのが一般的となっていますが、ここでは重箱の上から二段目の「弐の重」について説明してみたいと思います。おせち料理が作られ始めた昔は重箱の五段重ねが作られていたので、弐の重には数種類の料理を少しずつ取り合わせた物、主に酢の物を詰めるのが主流とされていました。「口代わり」とも呼んでいたそうです。しかし、最近のおせち料理は三段重が主流となってきた為に、元々参の重に入れていた焼き物も酢の物と一緒に詰められる様になったと言います。元々の弐の重では「紅白のなます」「酢蓮根」「タコの...