おせち

おせち料理で使われる重箱について

おせち料理で良く使われるのが重箱です。重箱を使うのはおせち料理の時だけなんて思っている方もいると思いますが、結構五節句等、色んな所で使われているのです。重箱には四季を表していると言われる四段重ねを使うのが正式な様ですが、一般家庭においては三段重ねの略式を使っている所が多い様です。

 

【一の重】
口取りと言って、きんとんや伊達巻、蒲鉾、錦玉子等、簡単につまめる様な物が多く入っています。

 

【二の重】
焼き物を主に詰めますが、海老の鬼殻焼きや焼き魚、焼き豚等焼き物を中心に詰められています。

 

【三の重】
煮物を主に詰めますが、筑前煮や炒り鶏等、煮物を全体的に入れています。

 

【与の重】
死をイメージさせる様な「四」を使わないで、「与」を使って表記している段です。祝肴と言って、黒豆や田作り、昆布巻き、なます等、正月をイメージさせる様なおめでたい料理を中心に詰めています。

 

一般的に正式な四段重を使って詰める場合は、上記の様に詰めるのがしきたりとなっていますが、地域や家庭によって様々ですので、そのしきたりや風習に合った様に詰めると良いでしょう。

 

とは言っても、あまりしきたりにこだわる必要は有りません。最初に重箱の蓋を開けて「すごい!」と言う歓声が上がる様な感じで詰める様にすると、作った方も嬉しいでしょうし、食べる方も楽しいと思います。食べる人の事、作る人の事を考えた重箱の詰め方を工夫してみても良いのではないでしょうか。

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